私が「無類のスパイスカレー好き」と以前の記事で書きましたが、私たち夫婦はラーメンも大好きです。私が5年ほど前から「できるだけグルテンフリーを目指す」食生活にシフトしてからは少し控えていますが。
飲食店のレベルの高さ、というか自分に合っているところが気に入って鎌倉市の大船地域に引っ越してきましたが。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://solar-made-films.com/2022/03/17/[…]
以前は新宿の「ラーメン激戦区」と呼ばれるエリアに住んでいたので、最低でも週に一度はラーメンを食べていました。
でもラーメン激戦区でありながら都内有数の学生街でもあったので、油も塩も濃いめの味付けの店が多かったんですよね。
わかりますよ。新陳代謝と運動量が活発な若者が、油も塩分も身体が欲していることを。
一方で私たちは40代も半ばになってからというもの、味が濃くて塩辛いラーメンがだんだんと苦手になり(ミシュランのビブグルマンを獲得したお店でも塩っぱいと感じてしまうほど)、最近はさっぱりとしたクリアな鶏スープ系を中心に通っていました。
そんな私たちが鎌倉の大船エリアに引っ越してから、最も頻繁に通っているのが「中華そば『さとう』」さんです。

ラーメン界のレビューって深掘りと先鋭化が進みすぎていて、うかつに素人がレビューを書けない雰囲気がありますよね。
「着丼」って単語を考えた人すごい。
なので麺やチャーシューの素材、味などの表現はもうその筋の方達にお任せします。

基本の中華そば。650円という安さに感激。
スープは爽やかな煮干し系だけど、メンマには旨味がギュウギュウに凝縮されている。麺は細め。

塩麹そばに半カレーライス。
カレーライスが付くって珍しいですよね。ご飯ものはこのカレーしかメニューに載っていないので、主の強い意志を感じます。カレーは昔懐かしのテイストだけど、こってり系ではなくサラッとしていて少しスパイシー。


「半」ではない通常のカレーライス。
底の浅い器のせいで水平方向に大きく展開しているため、ラーメンを食べるときの取り回しにちょっと苦労します。

味噌そば。
これで通常メニューは制覇!あとは数量限定の「はじ焼豚そば」を食べたらコンプリート。
私たちはこの店の味はもちろんのこと、店内の雰囲気が気に入っています。
大きな厨房をL字型に囲むカウンターには、学生のような若い女性から私よりも年上のお姉さんまで、ひとりで訪れた女性が多く座っています。もちろん男性客も多いですが、ガチャガチャと騒ぐ客に出くわしたことはまだありません。
みなさん物静かにラーメンを愉しんでいらっしゃる。
お店のスタッフは物腰が柔らかいけど、馴れ馴れしくはない。
店内はこぎれいに整えられている。
そんなところに居心地の良さを感じます。
・押しつけがましくなく、でもしっかりと旨味が効いている。
・シンプルすぎるわけではなく、大人も満足できる一手間が加わっている。
・お店のスタッフもお客も、お姉さん方が楽しそう。
・フレンドリーだけど下品じゃない。
私たちはこんなところが大船の良いところだと感じているんですが、ここも大船の良さが詰まったお店なんですよね。
<2022.05.25追記>
「はじ焼豚そば」をいただいてメニューをコンプリートしました!


本記事を制作するために使った機材(全て鎌倉の太陽光100%で充電)
写真:GR III, GR IIIx, iPhone11(Lightroomアプリ)
現像:iPhone11 (Lightroomアプリ), MacBook Pro(M1 Pro) 14″
執筆:MacBook Pro(M1 Pro) 14″