※本記事では太陽光発電ではない電力で撮影した写真を使用しています
『そらめーど』を始める数年前まで、旅とカメラのブログを定期的に更新していました。
If you wish to examine a granfalloon, just remove the skin o…
2017年1月の投稿が最後ですが、以降の旅はどこにも記録していません。
もちろんその後も国内外の旅を続けていたのですが、ブログの更新熱が冷めた途端に旅先で撮った写真のRAW現像をすることさえ億劫になるものでして。
ところが先日、毎朝送られてくるiPhoneのAmazon Photos(iPhoneも含めた全てのプライベート写真データをここに保存しています)アプリの「過去数年間の○月○日の思い出を振り返る」という通知の中に、2018年6月に2泊3日で訪れたウラジオストクの写真が表示されました。
新潟の北の方に位置するロシアの都市、ウラジオストクです。
コロナで縁遠くなった海外旅行もようやく再開できそうな気配ですが、ウクライナへの侵攻を機にロシアはますます遠くなってしまいそう。
そんなわけで、ウラジオストク旅行の写真をRAW現像しつつ、簡単に思い出を振り返ることにしました。
滞在48時間の間に400枚以上撮影していたのですが、その中から現地の様子がわかりそうな写真を選んでダイジェスト的に。
持って行ったカメラはSONY α7R2。レンズはEXIFデータが残っていないしハッキリと思い出せないのですが、画角と周辺の様子(マゼンタ被りや減光など)から想像するにLeica M 35mm F2.0 ASPH.のようです。
それに加えていつもポケットに入れていくRICOH GR。
焦点距離が35mmと28mmではあまり代わり映えのしない写真になってしまいますが、MFレンズ(じっくり撮る)とAF(サッと撮る)の組み合わせで持っていったんだと思います。
※現在はこのカメラとレンズは全て売却して手元にありません。
日本からもっとも近いヨーロッパ
東京からウラジオストクは直線距離で約1,000m。
福岡より遠くてソウルより近いぐらい。新潟や札幌からだと700kmぐらいしかありません。

ロシアが「(物理的に)日本からもっとも近いヨーロッパ」と呼ばれるゆえんですね。ちなみにフィンランド人は日本のことを「隣(ロシア)の隣の国」であり日露戦争で憎きロシアを破った英雄として親近感を持ってくれているそうです。
そんな「お隣のロシア」も私たちの気分的には「遙かなるロシア」。
というのも、ロシアへ旅をするにはビザが必要なんですよね。ロシア大使館とのやり取りが必要な面倒なビザが。
だったのですが、2017年8月にロシア極東沿海地方に限り、滞在8日間以内であれば簡易的な申請で取得できる電子ビザでの渡航が可能となったんです。
というわけで軽い気持ちでウラジオストクへ旅立ちました。
いつも通りの気ままな一人旅で。
日記を読み返すと、2018年5月23日にオンラインでビザを申請し26日に電子ビザがメールで発給され、30日に飛行機のチケットを取って6月1日に出発していたようです。
数ヶ月先の予定なんて読み切れず「確実に空いてるのは来週ぐらいまで」という私は海外渡航でもいつもこんな感じで数日前にドタバタと予定を決めて出発しています。国内ならたとえ沖縄でも前日の夜か当日の朝にチケットを取る有様でして。。

これがメールで送られてきたe-VISA。
いざウラジオストクへ
航空券はスカイスキャナーという格安チケットを検索するサイトで見つけたe-Dreamsという海外のサービスから購入しました。
金曜日の14:05成田発〜日曜日の13:25ウラジオストク発の往復で約6万円。
往路がアエロフロート(運行はAurora Airline)で復路がSiberia Airlines。成田にこんな航空会社が乗り入れてたのね。
ちなみに平日の往復だと4万円台でも買えたと記憶しています。
羽田〜福岡間の国内線だと片道でも早割で3万円以上するので、随分と安いですよね。


機体はボンバルディア社のDHC 8 Q-400。
ANAが国内線で運用しているので見覚えがある方もいらっしゃるかと。
プロペラ機ですが機内は快適でした。
ジェット機と比べるとスピードは出ませんけどね。


ロシアに上陸
2時間55分でウラジオストク空港に到着します。
復路はジェット機なので2時間15分。国内線並みの近さです。



小さなウラジオストク空港。
空港のカウンターでホテルまでのタクシーを手配してもらいました。出口付近で声を掛けてくるタクシーに乗ってはいけないとガイドブックに書いてあります。まぁこれは外国では常識かも。
SIMカードは1000円ぐらいで25GBも使えるものを空港でゲット。

屈強なロシア人ドライバーがもの凄いスピードで高速をかっ飛んで走る。これもワイルドな国ではよくあることで、個人的な経験では台北と上海のタクシードライバーが最速でしたね。(死の恐怖を感じるほど)
英語が通じずロシア語でどんどん話しかけてくるので、「トーキョートーキョー」などと適当に返事をしながらホテルへ到着。
ホテル周辺を散策
夕方前にホテルにチェックインできたので、街の様子を見ようと特にアテもなく散策しました。








ご飯はなんでも美味かった
ここでは時系列ではなくランダムに写真を掲載します。


「せっかく日本海のその向こう側に来たのだから」という気持ちもあり、シーフードを中心にオーダーしたのですが、どの料理も素材の良さを活かしたシンプルな味付け、でも少し異国風味のフレイバーが効いていてとっても美味しかったです。
やはり歴史がある国の料理は侮れない。
一人旅なので、一度にオーダーできる料理数が少ないのが残念でした。
いつも通りに赤と白のグラスとビールを同時に頼んでテーブルに並べ、料理に合わせて飲んでいました。ワインはロシア産でちょっと変わった味だったけど、やはりロシア料理に合うようで段々と美味しく感じるようになりましたよ。ちなみに海沿いの観光スポットにジョージア(グルジア)料理店がいくつかあり、どれもロシア人らしき人たちで行列ができていました。
極東のロシア人にとっては、遙か遠く離れたジョージアに特別な思い入れがあるのかもしれない。







どのレストランもスタッフの愛想は決して良いとは言えないけど、一人でぶらりと入店して彼らがほとんど話すことができない英語で話しかけでも、嫌な顔をされたり意地悪をされることもなく気持ち良く過ごすことができましたよ。
一人のディナーだと席が余って売上にならないので、観光地では入店を断られたこともありますからね。(最近ではイスタンブルで経験あり)
次の記事へ続きます。
※本記事では太陽光発電ではない電力で撮影した写真を使用しています ウラジオストクへの旅の続きです。 [sitecard subtitle=関連記事 url=https://solar-made-films.com/2022/06/0[…]
本記事を制作するために使った機材(撮影以外は太陽光100%で制作)
撮影:α7R2, GR
現像:MacBook Pro(M1 Pro) 14″
執筆:MacBook Pro(M1 Pro) 14″